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尿路結石
尿路系に沈着する結晶が、蛋白質などの有機物質と結合し、固まったものを結石といいます。尿路結石は、その石が詰まってしまう症状のことで、尿路の部位によって腎結石・尿管結石・膀胱結石と言われます。
発作的に激しい痛みが脇腹から背中や胸にかけて起こります。吐き気や嘔吐、冷汗が伴います。この痛みは七転八倒の苦しみと表現されるほどです。ただし常に激しい痛みとは限らず、鈍痛だったり、重苦しさだけのこともあります。
尿路結石の治療は、水分を多くとることをすることで自然に排出されることがあります。
比較的小さな結石は、水分および鎮痛剤や利尿剤を使用し、自然に排出されるまで経過観察することがあります。
痛みに対しては内服薬、坐薬さらには筋肉注射などの鎮痛剤を使用します。また炎症を起こして熱が出ている場合には抗生物質も使用します。膀胱結石や下部尿管の結石は内視鏡により破砕できます。大きな結石は電気水圧衝撃波、超音波、レーザーなどを用いて少しずつ砕きます。ただし、衝撃波では砕けない硬い結石や、尿管の狭窄を伴う結石に対しては、やはり手術や内視鏡による補助治療が必要となります。